Tuesday, February 3, 2009

香港のオーガニック食材店

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有害物質メラミンが原因で、
乳幼児に健康障害が広がっていたことが
昨年9月に分かって以来、
中国産の製品に対する消費者の信頼は地に落ちました。

香港から近い広東省は平均所得が多いという事もあり
香港で外国製の粉ミルクを買っていく人が多く、
香港の薬局やスーパーでは大陸の人は1人1缶までと
制限をかけている場所もあります。

今では乳製品全体に疑いの目が強く、
海外の乳製品を競って買っていくのが普通になり、
香港の日系スーパーや
輸入品の充実しているCity Superでは
輸入品の乳製品が品薄に。

冷凍餃子の時には冷淡だった中国政府も
過去に例をみない製品の徹底検査、処罰を行うなど、
問題ある製品は売り場から撤去されたなどとして
安全宣言を繰り返していますが、
中国製の乳製品を買う消費者の数は減る一方。

日本の輸入食材事故に対する
中国政府の冷淡な反応は、
大陸では報道されてはいないものの、
香港ではかなり報道されているだけに、
香港では中国政府に対して警戒感が強いのです。

もともと香港では「毒菜」事件といって、
中国製野菜による農薬中毒が多く、
死亡事故や入院事故が頻発していたこともあり
香港当局でも野菜は良く洗おうと広報活動をしていました。

90年代初頭まで香港でオーガニックというと
在住の白人が買うものであって、
当地の日本人や香港人には関心がない商品でしたが
現在の香港ではオーガニック市場が非常に大きくなりました。

私もたまに利用する豐之谷有機農莊
輸入するよりも全然安い上に、
日本では滅多にないような野菜も沢山取り扱っていて
味も非常によいのです。
また、銅鑼灣にある有機園/Simply Organicでは、
豐之谷有機農莊の野菜だけでなく、
欧州や日本のオーガニック製品も取り扱っているので便利です。
また地場の大手スーパーのPark'n Shopでも、
英国Waitroseのオーガニック商品を
少しだけ取り扱っています。
International by Park'n Shopという高級バージョンのお店が、
跑馬地にありますが、こちらもオーガニック商品が充実しています。

Park 'n Shop International
32-40 Village Road, Happy Valley
百佳超級市場
跑馬地山村道32-40號
電話 2573 6016

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