Wednesday, July 29, 2009

松坂屋のあった頃




このガイドブックは1987年度発行なので、
まだパスポート発行に預金残高証明書がいる頃。
1988年は一旦撤退したパンナムが
日本線を復活させようとしていた頃と
いえば如何に昔かわかるでしょう.....

香港に日系百貨店が沢山あった頃に私は香港に住んでいました。
その頃は大丸、伊勢丹、松坂屋、三越が2店舗、そごう、
東急、ジャスコ、ユニー、西友、西武百貨店とそろい踏み。
一番古いのは大丸かしら?と思っていましたが、
この松坂屋が1942年一度に開業しているようですね。
<<松坂屋50年史によると。

戦後はどうなったかわかりませんが、
その後オープンして、香港返還需要にもしっかり応えてました。
ただ、個人的にはブランドものがたくさんあるだけの
小さいお店というイメージで、
大丸やそごうのように食品が多くある訳でもなく、
西武や伊勢丹のように買いやすい値段の商品があるわけでもないので
在住者としては微妙なお店ではありました。
それでも、シャネルの揃いがいい!というので
シャネル好きの叔母を連れて行ったり、
従姉妹がプルミエールを買いたいとかいうので
お連れした事はたびたびありました。

学生だった私がよくいっていたお店というと、
日系だと大丸、そごう、三越、伊勢丹。
親戚の案内だと若い人には西武、
関西の人には大丸と使い分けをしていました。
大丸は規模も大きかったし、使いやすいお店でした。
香港人にも本当〜に親しまれていて、
いまだにミニバスの行き先は銅鑼灣とかかずに
大丸と書いてありますからねぇ.....

1997年の香港返還後は日本人観光客も減ってしまったのと
不動産投機により値上がりした家賃負担に耐えきれず、
残ったのは百貨店では三越だけ。
(そごう、西武は名称貸与のみで香港系企業が経営)
その三越も2006年に撤退。
香港人の中には未だに三越待望論もあるものの、
そんな体力は三越にはもうありませんものね。

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