Thursday, January 29, 2009

雷曼兄弟倒閉

Lehman.jpg

昨年は、この文字を何回見た事でしょう。
雷曼兄弟(リーマンブラザーズ)倒閉(倒産)という意味。
雷曼兄弟という表記はちょっと面白いですね。
今回ニュースに上がった
主な金融機関の中国語表記ですが、
下記のように表記します。
これらは香港での表記になります。
(大陸では違う可能性があります。)
美國國際集團/AIG
紐約美隆銀行/ The Bank of New York Mellon
美林/Merrill Lynch
美銀/Bank of America
花旗香港子公司/Citi Bank Hong Kong N.A.
日本青空銀行/あおぞら銀行

とある新聞の見出しでは
このような表記になっていました。
雷曼失救 美林得救
 (リーマン経営破たん メリルは破綻を避けられる)

香港では日本以上に株式に対し敷居が低く、
経済状況に明るい人も多いので、
株式や派生する商品を購入している人が多数います。
この為、経済誌でない新聞や雑誌でも
株式のニュース解説は日本の比ではありません。
それだけ、日常に密着しているだけあって、
今回のニュースも日本以上に
報道がきめ細やかな気がします。

また雷曼兄弟倒閉に伴って大パニックになったのが
ミニボンドと呼ばれる金融商品。
この商品が倒産に伴って
文字通り紙くずになりかけたのですが
人口692万人の香港で
被害者が3万人以上いるため
放任主義で知られる
香港政庁も調停に乗り出し、
香港政庁が提案した時価で
債券を金融機関が買い上げる案が採用され
金融機関が買い上げに応じる事になりました。
Citi Bankだけは事情が違うようで
現在でも中環のCiti Bank香港本部の前で
抗議デモが行われています。

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