Saturday, August 30, 2008

香港人は子供が大好き

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子供の事を広東語で細蚊仔/サイマンチャイといいます。
香港人の美徳のひとつの中に
「子供を大事にする」という事があげられるでしょう。

この場合、自分の子供ということだけでなく
子供であれば誰でもという事。
日本のレストランや公共交通機関でで子供が騒げば
睨みつけるような視線で居たたまれない事や
バギー(ベビーカー)を使っていても
非常に不親切な目に会う事も多いと思います。
この事は子供がいないわたしにとっても悲しい事です。

ところが、香港のレストランで幼児を連れていくと、
メニューにない離乳食を作ってくれたり、
にこやかに子供用の席を用意してくれるのは当たり前。
店によっては床で遊べるように小さなカーペットや
プラスティックか木で出来ている
フェンスを用意してくれる事も。
もちろん、店員さんが話しかけたりあやしたり
非常に安心して飲食が楽しめます。

商店にいっても、
子供をめちゃくちゃかわいがってくれます。
俗にいうブランドショップでも
あまりお客さんがいない時間帯だと
「預かる?」みたいな感じで
きれいなお姉さんが赤ちゃんをだいてくれたり
買物の最中も子供のケアをしてくれたり。
お世辞にも愛想がいいとはいえない
香港人の若い女性ですが、
子供連れですと大半の場合とても感じがいい。
単身でいくよりも
断然親切にしてくれる事が多いのです。
スーパーマーケットでも
さりげなく荷物を持ってくれたり、
持ちやすくまとめてくれたりしてくれるのも嬉しい。

そもそも、子供を大事にする文化は
中華圏共通の現象ですが、
ここ香港では言葉遣いからして違います。
子供に対して「小朋友(小さい友達)」と呼びかけます。
この呼び方も大人と子供の垣根を
低くしている感じで非常によろしい。
街なかでも黒社会(ヤクザ)のお兄さんが
子供と遊んでるのもよくある事。
はじめて見た時には「!」と思ったものの、
香港にいるうちに慣れました。

香港までの距離は日本からおよそ4時間。
同じような距離のグアムやサイパンは夜行便のフライトも多いので
機内で騒いだりするとちょっと厳しい点もありますが、
香港へのフライトは基本的に昼便。
お子さんが多少騒いでも問題はありません。
お子さんがいるから旅行がしにくいけど、
海外旅行に行きたいなと思っているのであれば、
香港を目的地に検討するのもいいと思います。
あまり知られてはいませんが離島ではリゾートも可能です。
(これからこのブログでも取り上げて行きます。)
また日本と比べても衛生状態や治安も特に問題はありません。

なお、日本発航空各社の子供向けサービスは以下の通りです。
日本航空全日空キャセイパシフィック航空